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2018.11.02

がんになる事を想像できますか？

色々な年代の方とお話をさせて頂く機会がありますが、やはり２０代、３０代位の年代の方は

自分ががんになるという事がイメージ出来ないという事を伺います。

一方４０代５０代となってくると身近な人の中にもがんで闘病されたり亡くなられたりする方

も徐々に増えてくる事もあるせいか、「もしかしらた自分も」という事を考える方が多くなる

ようです。

比較的お若い方々に、「自分が　がんになった時の事をイメージして下さい」といっても難しい

事かもしれません。

そこでがん経験者としてお伝えできる事があります。

私は５２歳で肺がんと診断され手術を受けました。大阪国際がんセンターというがん専門病院

での治療を受けたのですが、初めて病院を訪れたときに驚いた事があります。

とても大きな病院なのですが、受付から診療フロアまで、数百人という人が溢れているのです。

一件すると健康そうな人ばかりで、私は最初がん以外の病気の方も居られるのだと思いました。

しかし、それは間違いでした。この病院はがん専門病院です。全ての患者さんががん患者なのです。

若い方から年配の方まで様々の年代の方が居られます。

毎日毎日大勢のがん患者が訪れてくるのです。普段生活していると気付きませんが、がんと戦って

いる人は本当にたくさんいるのです。

もし時間があれば一度病院の受付フロアを覗いて見て下さい。

自分と同じ年代の方もたくさん目にする事でしょう。

決して他人事ではないですよ。