がんの治療に使われる薬と言えば「抗がん剤」ですね。
従来はこの抗がん剤は臓器別での承認がなされてきました。つまり、肺がんにはAという抗がん剤、胃がんにはBという抗がん剤という具合です。
しかし最近新たながんの検査方法が開発されました。それはがん細胞の遺伝子変異を調べる事で、そのがんに適した抗がん剤を見つける事が出来るという検査です。
臓器ごとに薬を選ぶのではなく、がんの遺伝子変異のタイプから薬を選ぶという方法が始まりつつあります。
そしてこの度、従来は主に肺がんへの適用が承認されていた抗がん剤の「キイトルーダ」が、臓器別ではなく、特定の遺伝子変異のがんへ保険適用が拡大される事になったようです。
がんゲノム診療がまた一歩進む事となりましたが、依然として高額な治療費がかかる状況はまだまだ変わりません。
一般的なガン保険は「治療費」を保障してくれる訳ではありません。しかし、世の中には治療費が高額となってもきちんと保障してくれるガン保険もあります。
「ガン保険に入っている」だけで安心しないで下さいね。