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2021.12.28

自由診療の医療費は高額療養費制度の対象外 ~どう備えるべきか?~

みなさんは「自由診療」という言葉を聞いたことがありますか?

いわゆる、公的医療保険がきかない治療のことです。

このような治療を受けたいと思った時、高額な医療費をどうしますか?

ここでは、高額療養費制度・先進医療・自由診療・その他にかかる費用などについて知り、どのように備えるべきかを考えていきましょう。

 

高額療養費制度とは

病気やけがで病院にかかるとき、健康保険を提示すれば自己負担額は原則3割です。

3割とはいえ、同一月に高額な医療費の自己負担が必要となった際、困りますよね。

そんな時に助かるのが「高額療養費制度」です。

病院や薬局で支払う医療費が1か月の限度額を超えた分について払い戻しを受けられる制度です。自己負担の限度額は所得や年齢によって違います。

 

69歳以下の方の限度額

適用区分 ひと月の上限額(世帯ごと)
年収約1,160万円~ 252,600円+(医療費―842,000)×1%
年収約770~約1,160万円 167,400円+(医療費―558,000)×1%
年収約370~約770万円 80,100円+(医療費―267,000)×1%
~年収370万円 57,600円
住民税非課税者 35,400円

※厚生労働省参照

 

高額療養費制度の対象外になる費用

―入院時の食事代(入院食事療養費の標準負担額)

病院に入院した際の食事代は自己負担になります。

区分 自己負担額(1食あたり)
一般 460円
小児慢性特定疾病児童等又は指定難病者 260円
市民税非課税世帯 210円

【160円】

市民税非課税で世帯全員の所得が0円の世帯における70歳から74歳までの方 100円

 

―療養病床入院時の費用(生活療養費の標準負担額)

療養病床に入院する65歳以上の方は食費と居住費が負担となります。

区分 食費 居住費
一般 460円 370円
指定難病患者 260円 0円
市民税非課税世帯 210円 370円
市民税非課税で世帯全員の所得が0円の世帯における70歳から74歳までの方 130円 370円

 

※大阪市ホームページ参照

https://www.city.osaka.lg.jp/fukushi/page/0000369687.html

 

 

―差額ベッド代

差額ベッド代とは、希望して少人数部屋や個室などに入院した際に発生する費用です。

公的医療保険の対象外となるため、自己負担となります。

差額ベッド代の金額は1日あたり1,000円~10万円以上とかなりばらつきがあります。

 

保険の話しをお客様とさせていただいている時に、重病になった場合は個室に入りたいという声をよく聞きます。

特に女性は個室に入りたいという方が多いように思います。

個室に入るとなると入院が長くなれば長くなるほど医療費が高額になりますので、貯蓄や保険で備えておいた方がよいですね。

 

 

―自由診療にかかる医療費

自由診療とは、公的医療保険が適用されない診療のことです。

治療費が全額自己負担となるため、かなり高額となります。

例えば、オプジーボという抗がん剤治療を自由診療で受けた場合、1年間で約1,200万円の治療費がかかります(体重約60kgの場合)。

がんの治療は日進月歩で進化しており、最近ではもっと高額な治療もあります。

 

 

―先進医療にかかる費用

先進医療とは、厚生労働省が認めた高度な医療技術で、医療技術ごとに適応症(対象となる疾患・症状)および実施する医療機関が限定されています。

技術代は全額自己負担となるため、治療費は高額になります。

例えば、重粒子線治療は約310万円・陽子線治療は約270万円です

医療機関も限定されているため、近くに対象の医療機関がない場合は交通費や宿泊費もかかります。

 

 

高額療養費制度の申請方法

(1)健康保険(協会けんぽの場合)

1か月の医療費が自己負担限度額を超えた場合、協会けんぽの支部に「高額療養費支給申請書」を提出します。

 

(2)国民健康保険

1か月の医療費が自己負担限度額を超えた場合、お住まいの区役所や市役所で申請をしてください。

 

※高額療養費制度は事前に申請することもでき、そうすることによって自己負担限度額を超える分を立て替えなくても済みますので、入院をすることがわかったら事前に申請しましょう。

 

 

高額療養費制度申請時の注意点

注意していただきたいことが2点あります。

1つ目は、申請には期限があります。

診療を受けた翌月1日から2年を経過するまでに申請をしてください。

 

2つ目は、病院の窓口で医療費を払ってから申請をして払い戻しを受けるまでに3か月以上かかります。

その間、自分で立て替えて払うことになりますので、事前に高額療養費制度を申請できる方は申請しておきましょう。

 

 

高額療養費制度でカバーしきれない部分を保険で備える

上記のように、高額療養費制度だけでは医療費はカバーしきれません。

では、どのように保険を備えればよいでしょうか。

個室代などは医療保険や一時金で備えましょう。

先進医療は医療保険に先進医療特約という特約がありますので、必ず医療保険に加入の際は付加してくださいね。

一番重要なのは自由診療の備えです。治療費がいつまでいくらかかるかわかりません。

最近は自由診療の保険も出てきていますが、保険会社によって内容はさまざまです。

選ぶときは必ず、月○○万円とかではなく、治療費を補償してくれる保険を選びましょう。

自由診療の治療費を補償してくれるお勧めのがん保険は、セコム損保のメディコムです。

https://wisenet-ins.com/medcom-lp/

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