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2021.09.30
がん保険は、「がん」になった時に備える保険です。
2人に1人と多くの人が罹患する病気ですが、死亡保障のように、
必ず全員に訪れるものではありません。
私自身も以前はがん保険の販売をする理由がわかりませんでした。
がん保険を案内するのであれば、医療保険を販売するべきと考えていたからです。
ですが、がん治療の現実を知り、ガン保険はやはり必要だと確信していますので、
本記事では、なぜ、ガン保険が必要なのかの理由を解説します。
なぜ、ガン保険は不要といわれているのでしょうか?
保険はその人の生活や考え方に合わせて加入するもので、自分に合わない保険は不必要です。
保険は遺された家族に対する保障として、死亡保障があります。
自分が生きていく為に必要な医療保険や年金保険があります。
生きていくための保険には公的な保険制度があります。
さらに民間の保険がありますが、
どこまで必要なのでしょうか? がん保険は必要でしょうか?
がん保険は不必要という人は、健康保険制度を知っているからかもしれません。
がんになっても病院で治療すると治療費3割を負担するだけです。
さらに高額な治療費となっても高額療養費制度で1か月の治療費の負担額の上限が決まっています。
どれだけ高額な治療費であっても健康保険の適用される標準治療であれば、治療費として予期せぬ支出は無いので貯金しておけば大丈夫と考えることができます。
さらに民間の医療保険に加入していれば、がん保険は不必要と思うかもしれません。
医療保険はどんな病気でも入院すれば、入院日額を保障されますし、手術給付金もあります。
がんで入院や手術した際も保障されます。
がん保険はがんだけしか保障されません。
医療保険で大きく病気に備えることができれば、がん保険は不要と考えるでしょうね。
そもそもがんにならないから不要。といわれる人も多くいます。
がんだけはその病気の特徴からか、がんにならないと考える方もいらっしゃるようです。
理由として
・がんは遺伝と信じて、がん家系ではないから不要と思う方。
・タバコは吸わない、適度な運動をして生活習慣病には気をつけているから不要と考える方。
以上のように、大きくがん保険を不要と考える理由をまとめてみました。
がん保険は不要という方の意見がある一方、がん保険に入っておけば良かったという声もあります。その人たちの声もまとめてみます。
・がんになってみて、治療費以外の差額ベッド代の費用が掛かるのと、抗ガン剤治療をうけるのに通院するのに交通費がかかる、抗ガン剤の副作用によりウィッグを作るなどの予想以上の出費があるので、保険に加入しておけばよかった。
このような意見もあります。
・がんにならないと思っていたが、なってみると抗がん剤治療が体に負担が大きく、仕事ができなくなり収入が激減した。収入の減少と支出が増加するのに役に立つ保険に加入しておけばよかった。
結局、がんになってみたら保険に入っておけばよかったと思う人が多くいるようです。
多くのガン保険の給付金の内訳は、下記の様な保障内容になります。
・がん診断給付金
診断給付金(診断一時金)は、がんと診断されたときに、取り急ぎ必要になる検査費用や入院費や治療費だけでなく、
病院に通う交通費などの諸費用に100万円の一時金を選ぶ方が多いです。
・がん入院給付金
がんの治療を目的として入院されたときに受け取れる給付金で、
「入院1日につき日額〇〇〇円」と給付日額が入院日数に応じて給付金が受け取れます。
・がん手術給付金
あらかじめ設定した入院給付金の日額に給付倍率をかけた金額が給付金として受け取れます。
・がん通院給付金
がんの治療を目的として支払期間中に通院されたときに受け取れる給付金で、
「通院1日につき〇〇〇円」と給付日額が通院日数に応じて受け取れます。
支払日数が決まってるところが多いです。
・がん先進医療特約
がんを直接の原因として先進医療による療養を受けられたとき、先進医療にかかわる技術代が
受け取れます。先進医療の技術代は公的医療保険がきかないため治療費が高額になります。
上記のような保障があるのに、治療費をまかなえるほどの保険給付金を受け取れていないのが現実です。
なぜなら、医学の進歩により、最近のがんの入院日数は短くなっています。
1日も入院せず、通院のみの治療の場合もあります。
一時金は、あるとしても、入院1日○○○円の保障なので、入院日数が少なければ少ないほど、給付金は少ないのです。
厚生労働省発表『2017年患者調査の概況』における、悪性新生物による平均在院日数は17.1日となっています。
※退院患者の平均在院日数等 https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/kanja/17/dl/03.pdf
がんの入院日数が短くなったから、入院日数が減る事によって受け取れる保険金も減るので、加入する理由がないと考えられているかもしれません。
がんになっても病院で治療すると治療費3割を負担するだけですが、それでも負担は大きいものです。
高額な治療費となって場合、高額療養費制度で1か月の治療費の負担額の上限が決まっています。
高額療養費とは、同一月(1日から月末まで)にかかった医療費の自己負担額が高額になった場合、一定の金額(自己負担限度額)を超えた分が、あとで払い戻される制度です。
どれだけ高額な治療費であっても健康保険の適用される標準治療であれば、治療費として予期せぬ支出は無いので貯金しておけば大丈夫と考えることができます。
(最新がん統計より)
日本人が一生のうちにがんと診断される確率は、2018年のデータに基づくと、男性は、65.0%、女性は50.2%と男女ともに2人に1人が罹患します。
下記は、国立研究開発法人国立がん研究センターの年齢階級別罹患リスク
(2017年罹患・死亡データに基づく)より
部位 | 性別 | ~39歳 | ~49歳 | ~59歳 | ~69歳 | ~79歳 | 生涯 | 何人に 1人か |
全がん | 男性 | 1.1 | 2.6 | 7.7 | 20.9 | 41.5 | 63.3 | 2 |
女性 | 2 | 5.8 | 11.7 | 19.9 | 30.9 | 48.4 | 2 |
(最新がん統計より)
2009~2011年にがんと診断された人の5年相対生存率は、男性62.0 %、女性66.9 %で、男女合計で64.1 %です。
罹患する部位によって差はありますが、がんは治る病気になってきています。
・生存率が高い部位は、皮膚、乳房(女性)、前立腺、甲状腺。
・生存率が低い部位は、肝および肝内胆管、胆のう・胆管、膵臓、肺、脳・中枢神経系。
公的医療保険制度の標準治療でも、長期間になると、治療費の負担は大きくなります。
かかる費用としては
・癌の直接の治療費
検査費用、診察費用、薬代、入院費用、手術費用など
・その他の治療費
病院までの交通費、入院時の食費、保険会社などに提出する書類作成費、日用品など。
直接の治療費だけでなくそれ以外にも費用の負担が大きくなることがあります。
多様化しているがんの治療に加え、長期入院が中心だった時代から、短期の入院と通院を組み合わせた治療に変わってきているため、かかる治療費にも変化がおきています。
がんの治療費は高額化してしまうケースがありますが、公的保険診療の場合、高額療養費制度により、1ヵ月(1日~末日)に支払った治療費が設定された自己負担限度額を超えた場合、超えた額が還付される制度もあります。
しかしながら治療が長期化してしまう場合もあることに加え、ベストな治療を目指す過程で、
重粒子線治療、陽子線治療などといった「先進医療」や、国内未承認の抗がん剤などによる、最先端治療を「自由診療」で受ける場合は、治療費が驚くほど高額化してしまうケースもあるのです。
厚生労働大臣が承認した先進性の高い医療技術のことで、医療技術ごとに適応症
(対象となる病気・ケガ・それらの症状、および実施する保険医療機関、高度な技術を持つ医療スタッフと施設設備を持つ大学病院など)が特定されています。
「先進医療にかかる技術料」は公的医療保険制度の給付対象とならないため全額自己負担となり、高額となる場合があります。
先進医療を受けたときは、通常の治療と共通する部分(診察・検査・投薬・入院料等)の費用は一般の保険診療と同様に扱われ、
公的医療保険制度の給付対象となりますが「先進医療にかかる技術料」については、患者が全額自己負担することになります。
健康保険等の公的な医療保険制度が適用とならない診療のことを指します。
治療費が全額自己負担となります。
保険診療のような「この病気ならこの治療法」といった決まりや制限がなく、一人一人にあった治療を受けることができます。
がんの治療は、同じ治療法でも発症するがんの部位によって公的医療保険の適用範囲が異なるため、自由診療となるケースがあります。
健康保険を使用せずに治療を受けることです。がんに有効な新しい治療法が世界中で開発される中で、
国内未承認の抗がん剤などによる治療は、健康保険が適用されず、先進医療にもあたらない場合があり、その際は全額自己負担による「自由診療」で受けることになります。
また、一連の治療で、健康保険を適用した治療との併用(混合診療)は、現在の医療保険制度では
原則として認められていません。
がんは、遺伝的な原因だけでもなく、2人に1人が罹患する病気です。
そして、がん治療は高額になるケースがあることを説明しました。
1千万以上、数千万以上もの費用が掛かっている人もいます。
治療が大変高額であれば、諦めてしまうことにもなりかねません。
資産が潤沢にあり、いくら治療費を支払ってもいい!という方には、がん保険だけでなく、医療保険も必要ないかもしれませんが、そんな方以外は、医療保険以上に、がん保険は必要だとおもいます。
では、どのようながん保険を選べばよいのでしょうか?
がんになって気づくことの中で、保険は目的に合わせて加入してください。
収入の減少や、差額ベッド代などに対する保障であれば、所得補償保険や医療保険で備えて下さい。
がん保険はがんの治療費に対して加入してください。
でも、健康保険があれば治療費は一定額までの負担で済むのではなかったのでは?と思われますよね。
その通りです。ですが健康保険の適用されない治療もたくさんあります。
最先端の治療は健康保険が適用されないのです。このような治療を受けようと思うと大変高額となります。
もし、自分ががんになったら何をしますか?
今の時代なら、その治療や名医、病院などをネットで調べると思います。
それは何としても完治して元気になりたいと思うからです。
がんの特性は自分にあう治療を早く見つけないと、どんどん進行します。言い方を変えると、どんどん死に近づいていく事になります。
その為に、より多くの情報をあつめて助かりたいと思うのです。
その結果、新しい治療を見つけることができたら受けてみたくなります。
次に待ち構えているのが、治療費の問題です。
今でこそ肺がんなどでは承認されている薬で世界初の免疫治療薬のオプジーボと言う薬も、承認されるまでは体重66キロの人で月およそ300万円、年間で3800万円もの費用が掛かりました。
科学の進歩によりがんの治療も進化発展している中で、その治療が大変高額であれば、諦めてしまうことになります。
そのような自由診療を補償してくれるがん保険が一番ふさわしいです。
がんの特性を知って、今必要な補償を知れば、保険は選べます。
がん克服の為に必要なものは情報とお金です。
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