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2022.01.20

自由診療とは? 保険診療との違い ・ 治療費の目安

「自由診療」という言葉を聞いたことがありますか?

自由診療とは、公的医療保険制度が適用されない診療のことです。自費診療とも言われます。

例えば、美容整形や歯列矯正も自由診療です。

今回は、その自由診療とがん保険の関係について詳しく説明していきたいと思います。

 

自由診療とは

 

まず、自由診療とはどういうことを指すのでしょうか。

自由診療は、上記で述べたように、公的医療保険制度が適用されない治療法や薬剤のことです。

ですので、保険診療のように自己負担割合が決まっているわけではないので、費用は全額患者が自己負担で支払うことになります。

 

 

自由診療の具体例

 

では、どのような治療法が自由診療なのでしょうか。

<具体的な例>

・レーシックなどの視力矯正手術

・遺伝子療法

・免疫療法

・美容整形手術

・歯列矯正

・インプラント

・人間ドック

・子宮がん検診

・男性型脱毛症(AGA)治療     などです。

 

 

自由診療のメリット

 

自由診療を選択するメリットとしては、新しい医療技術や医薬品に挑戦することができます。

また、患者の要望に応じて細かな検査を実施することができるため、患者の状態や体質、病気の進行に合わせた診療を制限なく受けられる可能性があります。

そのため、治療法の選択肢は広がり、日本では未承認でも海外では承認済の最先端の治療法を手にすることができます。

 

 

自由診療のデメリット

 

反対に、自由診療のデメリットとして、やはり治療費が高額になるということです。

公的医療保険が全く使えないため、保険が使えると3割負担などで済む治療費が、診察も検査も入院費も、全てにおいて全額自己負担(10割)となります。

また、日本で未承認の治療であるため、既存の治療法に比べると不測の事態が起きないとも限りません。

 

 

自由診療と保険診療の違い

 

保険診療

 

病気やケガの治療で医療機関にかかる場合は、保険診療でおこないます。我が国では、国民が等しく基礎医療サービスを受けられるよう、国民皆保険制度があります。

通常は誰でも何かしらの健康保険に加入しています。健康保険に加入している証明として保険証が発行され、医療機関を受診する際には窓口で提示することを求められます。

保険証を提示することで、自己負担が2割~3割に抑えられます。残りの7割~8割を加入している保険組合が負担してくれています。

 

自由診療

 

代わって、自由診療は健康保険が効かない治療法です。

自己負担金額は10割となります。健康保険の医療保険補助が受けられないということなので、「高額な医療」のこと全てを指すわけではありません。

しかし、健康保険の診療と違って診療費は医療機関が自由に決めることができるため、治療の内容や費用に制限はありません。そのため、患者と医療機関での個別の契約となります。

 

 

自由診療の自己負担パターン

 

では、保険診療と自由診療の自己負担のパターンを比べてみましょう。

 

<保険診療の場合>

保険診療とは、医療機関にかかる際に保険証を提示することで、実際にかかった医療費の2割~3割の負担額を支払うことです。

残りの7~8割は、加入している保険組合が負担しており、その負担分は保険組合の加入者から徴収した保険料で賄われています。

また、ひと月にかかった医療費が高額であれば、自己負担3割の金額も高額となるため、「高額療養費制度」が利用できます。高額な医療費となった場合でも、負担金額を抑えられます。

 

(例)収入370万円~770万円の方で、1ヶ月で総医療費200万円かかった場合

計算式・・・80,100円+(総医療費200万円-267,000円)×1%=97,430円(←負担額)

 

<自由診療の場合>

自由診療は、公的医療保険の対象とならない診療のため、健康保険の助成は受けられません。

ですので、高額療養費制度を利用することもできません。

我が国では、保険診療と自由診療は組み合わせて治療(混合診療)することはできません。

全額自己負担となるため、「自由診療は高額になる」というイメージは否めません。

しかし自由診療ならば、保険診療の規定枠には無い自分の体質や病気に最適な治療法を早く受けられる可能性があります。

 

<先進医療の場合>

先進医療とは、厚生労働大臣によって定められた高度な医療技術を使った治療のことです。

医療技術ごとに設定されている施設基準が該当する医療機関でのみ、通常の保険診療と先進医療の併用が認められています。

先進医療は、公的医療保険の対象にするかを評価する段階にある治療法のことをいいます。

先進医療の技術料は全額自己負担になります。

しかし、診察料・検査・投薬・入院料などは保険診療が適用されますので、3割の負担で済みます。

また、医療技術ごとに対象の疾患がありますので、該当しなければ先進医療対象外となり、診察料なども含めてすべて自己負担となります。

 

 

がん保険で自由診療に備えましょう

 

<がん治療における自由診療の種類>

がんの治療は、様々な治療法が多く研究・開発されています。

例えば

・国内未承認抗がん剤治療

・免疫療法

・重粒子治療、陽子線治療

・乳房再建術

などです。

抗がん剤については、1回数百円程度のものから10万円以上かかるものもあります。

免疫療法は、かかる治療法によって幅広く、数万円のものから数十万円のものがあり、免疫療法は一部公的保険が適用されているものもあります。

重粒子治療と陽子線治療は、放射線治療です。がん細胞以外の正常な臓器へのダメージを抑えて照射できる仕組みになっており、1回数百万円の自己負担を要することがあります。

乳房再建術は、基本的には公的な保険診療として認められていますが、再建する部位や方法などによっては自由診療の扱いとなり、数十万円の自己負担となる場合があります。

 

<どんながん保険を選べばいい?>

「免疫療法」や「重粒子治療」「陽子線治療」などの言葉は、世の中に広まってきているように思います。

それだけ選択肢として拡大しており、取り扱う医療機関も増えてきています。

万が一、がんと診断された場合を想像すれば、経済的な不安無く安心して治療に取り組める保険がベストではないでしょうか。

ポイントとして

・がん診断一時金(複数回給付)

・がん治療による入院給付金(実損型)

・がん治療による通院給付金(実損型)

「入院日額〇〇円」「通院日額〇〇円」ではなく、例え高額であってもかかった費用を給付してもらえると、実質0円で治療を受けられます。

 

 

保険診療と自由診療の併用はできる?

 

自由診療と先進医療はどちらも、かかった治療費や技術料は自己負担となりますが、その違いは「保険診療と併用できるか否か」です。

自由診療は健康保険と併用できません。

診察をはじめ検査や入院費も、すべてにおいて自己負担となりますので、全体で高額となる可能性が高くなります。

対して先進医療は、該当する治療法(医療技術)そのものが自己負担となりますが、診察料や検査、入院費は健康保険が適用となり3割負担となります。

 

 

2016年4月から始まった「患者申出療養」って何?

 

「患者申出療養制度」とは、治療が困難な病気と闘う患者さんの思いに応えるための制度です。

「治験や先進医療のいずれでも実施していない医療をためしてみたい」「もっと他に治療法はないの?」というような思いを抱く患者さんがおられます。

相談された医療機関は、大学病院などの臨床研究中核病院と連携し、患者さんの治療法について情報収集し、患者さんと話し合い、具体的な治療法の計画を立てる・・・などの対応をします。

その結果、治験となるか先進医療の対象として実施となるか検討することになります。

 

 

まとめ

 

自由診療とはどのようなものかおわかり頂けましたでしょうか。

多岐にわたる自由診療があるなかでも、がん治療に関する自由診療は、遺伝子療法など今後の開発が進む治療法が多く存在します。

遺伝子レベルでの治療ができるということは、各患者に合わせた治療ができるということになり、スピードが勝負と言われるがん治療において、とても期待できるものになります。

自分自身の将来や、大切な家族ががんと診断された時、多くの選択肢の中から経済的な不安無く、遠慮なく選ぶことのできる備えをしたほうが良いでしょう。

 

がん保険は多く存在しますが、どのような治療法でも安心して治療と向き合えるがん保険があります。
それは、セコム損害保険の「メディコム」です。

まずは、マンガになっているので一度ご覧ください。

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